何度でも納得がいくまで試せるし、いろいろとやっているうちに新しいコーディネートが発見できたりすることもしょっちゅう。
とりあえず着てみて…なんて悠長な時間のないときはぜひこの方法で服選びをしてみてください。
実用性とセンスの両方が求められるのがバッグ。
私は普段は、A4の書類が余裕で入る仕事用の大型バッグと、デザインの凝ったミニバッグを一緒に持つようにしています。
厳選しているのでそれほど数は持っていませんが、それでも大小全部あわせると結構な数になります。
特に春夏はカゴものが3、4つ加わるので、下手をするとクローゼットの中がバッグでいっぱいになってしまう危険性が。
さてそれらのバッグを実際にはどのように収納しているかというと…。
色別に分けて整理しています。
そして茶色のバッグは茶色の服がかかっているコーナーの下に、黒いバッグは黒の服がかかっているコーナーの下に置く。
これで見た目もすっきり。
しかも探しやすく、取り出しやすいというわけです。
そして大きめのバッグの中には、同系色の中くらいの大きさのバッグが2〜4個くらい入っています。
さらに、その中くらいのバッグの中には、小さなバッグやポーチが1〜2個。
それでもまだ余裕がある場合には、ショールやスカーフを何枚か入れておきます。
まるで人形の中に人形が入っているロシアの民族人形みたいですが、こうしておくと、いちばん大きなバッグが型崩れするのも防いでくれて一石二鳥です。
この話をすると、「どのバッグにどのスカーフが入っているか、忘れませんか?」と聞かれることもありますが、それはまずありません。
茶色のバッグの中には茶色かベージュの色合いのものが、そして黒のバッグの中にはどこかに黒があしらわれたスカーフやショールが入っているからです。
色で整理をしておくと、どんなに物忘れがひどい人でも、「あれ、どこに置いたかしら?」ということにならないのがいいところ。
ぜひ試してみてください。
たたんで仕舞うべきニットやカットソー、タンクトップなどを、アイテムごとならまだしも、全部一緒に引き出しや収納ボックスに入れている人が多いのではないでしょうか。
これはもう収拾がつかなくなって当たり前。
着たいときにお目当ての服が見つからない…ということが頻繁に起こってしまいます。
私がニットやカットソーなどを色別で収納するいちばんの理由はもちろんグコーディネートを円滑にするため。
ですが、それだけでなく行方不明の服をなくしてくれるからというのもあります。
この服の定位置はここ、と大まかに決めておけば、さらに完壁です。
気をつけなければいけない点はひとつ。
収納ボックスに入れる場合、それぞれの服を取り出しやすいように仕舞うということ。
私は飾りのついていないシンプルなものなら、コンパクトにたたんで縦に立たせて入れるようにしていますが、Tシャツなどはクルクルッと軽く丸めて入れています。
こうしておくと下のほうから無理やり服を引っ張り出さなくてすむし、折りジワがつくのを防げるから。
また、胸に飾りがついているようなものは普通にたたんで、クルクル巻いたTシャツの上などにふわりと置くようにしています。
パッと開けたときに、クローゼットの中身が見やすく、美しく整理されていることは私の収納法の基本中の基本。
だから、パンツだってきれいに吊るして、それぞれの色のコーナーにかけています。
こうしておくと、どんなトップスと相性がいいのかひと目でわかるからです。
「えっ、ジーンズも吊るしておくんですか?」と驚く人もいるかもしれませんが、セレクトショップや人気ブランドのショップではジーンズであろうと、カジュアルなジャージー素材のパンツであろうと、必ずハンガーにかけて他の服と一緒に吊るしてあるはず。
それに、ジーンズだってたたんで収納するとシワになってしまうし、特にセンタープレスしてあるものだったりすると横シワが入ったおかげで見苦しくなってしまいます。
でもいちばんの効用は、ジーンズやカジュアルなパンツも、他の服と一緒にハンガーにかけておくことによって、グッと「いいもの」に見えてくるということ。
コーディネートプランもどんどん湧いてきて、気分的にも楽しいものです。
〔靴は箱に入れたまま靴箱に]放っておくとどんどん増えていくのが靴。
私は気に入った靴を見つけても、やみくもに買わないように普段から注意しています。
特にブーツなどは靴箱にいくつも入るものではないので、たとえば黒のブーツだったらロングとショートの2足あればいい、と自分で自分を納得させるのです。
ある意味で靴は消耗品。
次の年に新しいものを買うつもりで、今年買ったものを履ききってしまうくらいの感覚でいいと思います。
そして日常的によく履く靴はもちろん靴箱に入れておきますが、それ以外のものは箱に入れたまま別の場所に収納。
だから靴を買ったとき、私は箱は捨てずにおきます。
ブーツが入っていたものだとぺったんこの夏の靴なら2〜3足入ってしまうし、オフシーズンのときに仕舞っておくのに便利。
ただし、間違っても空箱のまま取っておくということはありません。
利用価値がないと思ったら、即捨てる。
これが大切です。
また、中には長く大切に使いたいという靴もあるはずです。
そんな靴はただ箱に入れておくのではなく、シューズキーパーを利用しましょう。
このひと手間をかけるかかけないかが、靴の寿命を大きく左右してしまいます。
大切にするものはとことん大切に、そして必要のないものは潔く見切りをつける。
靴に限らず、これは私のワードロープ選びの碇といえるかもしれません。
自分のワードロープを客観的に見て思うのが、「私って、春夏も秋冬も着ている服がほとんど変わらないわ」ということ。
ベースカラーとなるのは黒と茶だし、Pもヒョウ柄も同じ。
ただ素材が変わったり、色が少しだけ明るくなったりするくらいです。
あとは、春夏になるとボトムにジーンズが増えて、茶のコーナーにベージュやオフホワイトが何枚かプラスされるだけ。
そのくらいのわずかな変化ですから、クローゼットを開けたときの第一印象はいつも同じというわけです。
でも実際は、服のテイストは一緒でもアイテムは毎シーズンかなり変化しています。
「ショッピングはストレス発散法のひとつ」である私のこと、オフの日にデパートやセレクトショップで買い物するのが大好きですし、セールにもよく行きます。
スタイリストという仕事柄、いつでもトレンドを取り入れた着こなしをする必要性も。
そんなこんなで実は毎年かなりの服を買っています。
それなのにクローゼットの中がパンパンになってしまわない秘訣は?それにはやっぱり、リストラしかありません。
「あら、この服とこの服ってちょっと似ているかも」「このカットソーは去年フルに活用したから今年はもういいわ」などと思ったら、思い切って人にあげたり、捨ててしまいます。
以前はリサイクルショップにもよく持っていっていましたが、今は知り合いで「欲しい」という人にあげてしまう場合がほとんど。
捨てるのはクタッとしたカットソーやニットくらいです。
着ない服がクローゼッ卜にかかっていると、開けるたびに、「いつになったら着てくれるの?」と、その服が訴えかけてくるような気がします。
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